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 5月29日から日経225ミニオプションや日経225マイクロ先物などが取引できるようになりました。
 オプションに興味のある方や実際に取引する方は少ないと思いますが、これまでの取引最小単位の10分の1に小口化されたことで、個人の方もリスク管理の選択肢が広がりました。
 一方、本日の取引スタート時はまだ様子見をしている方も多いのか流動性がまだ低いようなので、今後取引に支障がないよう十分な流動性ができることを期待したいと思います。

 資産運用は、少額からでも実際に取引し失敗を経験しながら勉強していくのが良いということは以前取り上げたことがありました。
 最初からNISA やiDeCoのように少額から積立てをするような場合は良いのですが、個別株などに興味がある方も少額からスタートするのが良いと思います。

 大型株に興味のある場合も通常の100株単位でなく、証券会社によって1株から取引できるところもありますので、単元未満株からスタートするのが良いかもしれません。

 アメリカ株は1株単位で取引できるため日本の若者が投資しているケースも増えているようです。
 NTTが株式の25分割を2週間ほど前に発表し、若者にも株式を買ってもらいたいということで少し話題になりましたが、東京証券取引所も個人投資家が投資しやすいように、株式単位の望ましい水準(5万円以上50万円未満)を明示していますので、もう少し小口の取引ができるよう取引単位の引下げを期待したいと思います。

 退職後に投資を検討する方もいらっしゃると思いますが、くれぐれも資産運用は、最初から退職金のような大きな金額を投資することや借入をしての投資をしてはいけません。
 資産運用を金融機関や誰かに相談し、もし最初から大きな金額の投資を持ちかけられる場合、相手の都合や利益のために持ちかけられていることもありますので、疑っても良いぐらいかもしれません。
 大きな金額でなくても、FXや株式の信用取引のようにレバレッジをかけた取引も最初は避けるのが賢明です。

 繰り返しになりますが、資産運用にはリスクが伴いますので、個別に資産運用する場合は少額からスタートし経験を積み上げるのが望ましいと思います。


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 先週、日経平均株価が3万808円となり1990年以来、約33年ぶりとなる高値をつけ、2021年9月のバブル崩壊後の戻り高値3万670円(終値ベース)、3万795円(取引時間中)も超えました。 

 今週の東京市場は、G7サミットが無難に終わったこともあってか、今のところ先週の流れを引き継いでスタートしていますが、今後どうなるでしょうか。

 このブログでは長期・積立・分散投資のメリットを取上げましたが、日経平均上昇の話題が増えてくると個別株取引に興味を持つ方も増えるかもしれません。

 もし個別に資産運用するなら、安く買って高く売るのが基本です。ただ「言うは易く行うは難し」で、高値で買ってしまう(高値つかみ)人も少なからずいらっしゃると思います。

 高値で買ってしまうのは、心理的な要素も影響していて、市場が活況になり投資などの話題が世間一般になってくると、まだ上昇が続くと考え乗り遅れまいと高値でも買ってしまいます。

 「ウォールストリートの靴磨き」という話があって、1929年の世界恐慌前にケネディ元大統領の父親がウォールストリートの靴磨きを利用し靴磨きの少年から特定の株式の購入を勧められ、少年までもが株式がまだ上昇する話をしたことに驚き、近く暴落が起こると考え、持ち株を売却し世界恐慌の暴落を免れたということです。

 逆に考えると、世間一般が恐怖を持つぐらいに市場が暴落したときに買うのが良いということになるかもしれませんが、実際にそういった状況に遭遇すると、心理的に買うのをためらってしまうかもしれません。

 やはり老後資金のための資産運用を考えるなら、心理的側面を避けるために長期・積立・分散投資が良いかもしれません。長期運用の場合、その期間にもよりますが、高い時期も安い時期も購入しますので購入単価を抑えることができると考えられています。

 今回の上昇も外国人投資家の買いが減ると下落するかもしれませんが、さらに上昇しても、普段投資を取上げないワイドショーなどのメディアで投資が頻繁に取上げられ、カフェなどで投資の話が頻繁に聞こえてくるようになれば下落する前兆かもしれません。 


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 終活などの浸透もあって遺言に関心を持つ方も増えていると思います。一方手続きが面倒と思われる方もいらっしゃると思います。
 
 情報社会が進み各種手続きがデジタル化される中、政府は遺言書をインターネット上で作成し保管できる制度を創るというニュースが先日ありました。

 制度の方向性が出るのは2024年春頃とのことで、実際の利用可能時期はさらに先になりそうですが、最近の生成AI(ChatGPTやBardなど)からもわかるように情報社会の進化速度は早いため、遅れをとらないように創設してもらえればと思います。

 遺言者作成には、依然として抵抗がある方も多く、遺言書作成者数は増加傾向にはあるものの総数はまだまだ多いと言えませんので、作成方法が増えることは良いことだと思います。

 2020年には「自筆証書遺言書保管制度」ができ、遺言書作成方法の中での比率も高まりつつあるように感じますが、インターネット上で作成できれば、さらに選択肢が増えますし時流にも合っているように思います。

 デジタル化されると、情報漏洩や改ざんが心配されますので、安心して利用できるような制度になればと思います。

 遺言書作成者数が増えれば、相続トラブルなども減ると思いますので、遺言書作成のデジタル化が遺言書作成の啓発になることを期待したいと思います。

 遺言書の詳細についてはこちらへ⇒

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 今年のゴールデンウイークは、コロナの影響も薄れ、訪日外国人数の回復もあって数年ぶりにどこも混雑していたようです。

 以前からよく言われるように日本人は一斉に休みをとるので、もう少し休日の偏りを見直し分散化ができれば、休みを楽しむ人にとっても旅行業などのサービス業界にとってもよくなるので、分散化を今後期待したいと思います。
 
 分散化は資産形成においても大切で、以前「一つのかごに卵を盛るな」や「長期・積立・分散投資」などでも取上げました。

 具体的な資産の分散先は、国内株式・海外株式・国内債券・外国債券などがあります。
 分散された資産の組合せを「ポートフォリオ」と言いますが、上記4つの分散先は、年金積立金の運用をしているGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の基本ポートフォリオでも使われています。

 GPIFは、4つの資産(国内債券、外国債券、国内株式、外国株式)に各25%振分して運用するのをここ数年の基本としています。
 25%は基本ですので、許容幅が設けられており、25%から前後することがあります。過去のポートフォリオでは国内債券が過半を占めるような時期もありました。

 経済や市場の状況によって、株式が良い、債券が良い、外国が良いという時期がありますので、その都度ポートフォリオの見直しをするのが望ましいのですが、なかなか個人がこまめに対応するのは難しいと思います。

 投資信託によって組入れ銘柄の調整がある場合もあると思いますが、以前取り上げた「長期投資」は個人がとれるメリットですので「分散」に「長期」を組み合わせることによってリスクを減らすことができます。
 「銘柄の分散」に加えて「長期」という「時間の分散」もうまく活用したいものです。


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 「マンマ・ミーア! 」を動画配信サービスで少し前に観ました。

 ミュージカル系の映画であるのは知っていたのですが、全編にわたってABBAの曲が使われているのを知らず、一昨年40年ぶりにアルバムを出したことは知っていたので、とても懐かしく感じました。 

 映画の中で「Money, Money, Money」も流れていました。

 お金持ちをねたむような歌詞で、独自の解釈になってしまうかもしれませんが「私なら少しのお金があればなんでもできる」のような節もあり、お金がないと明るい人生が送れないお金持ちを皮肉っているようにも感じました。

 お金が増えてくると守るべきものや生活水準を維持するコストも増え、解決すべきことやストレスも増えることがあります。

 豊富なお金があれば良いのでしょうが、お金の量と幸せ度は比例するとは限らず、お金があっても不幸な人、お金がなくても幸せな人はいますので、自分がどう感じるかがライフプラン上も大切なように思います。

 「マネー、マネー、マネー」を「お金、お金、お金」と日本語にすると違った印象にも聞こえてしまいますが、老後にお金をあまり意識して生活しなくてよいぐらいにはしたいものです。


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