円安などの影響で食品の値上がりが続く中、卵の値段も違う理由で高くなって家計に影響を与え、外食産業においても卵を使う料理などが高くなって、この状況はしばらく続きそうです。

　卵に関する格言があって、「一つのかごに卵を盛るな」というのがあります。

　この格言は、資産運用における分散投資の重要性を表していて、一つのかごに卵を盛って、かごを落としてしまうとすべて割れてしまう可能性がありますが、複数のかごに分散していれば、一つのかごを落としても他のかごの卵は割れないですみます。

　もちろん特定資産に集中投資し時流などに乗れば分散投資よりも大きく増える可能性はあります。無くなってもよい資金を使うのであればまだしも、一獲千金を求めるような資産運用は避けるのが賢明です。

　集中投資、分散投資、それぞれ賛否両論はありますが、老後資金のための資産運用という前提条件をつける場合、分散投資が望ましいと思います。

　また分散投資は長期にわたるものが望ましく、よりリスクを減らすことができます。

　集中投資はより面白味があるとも言えますが、分散投資の中でも思わず増えるものもあります。一つのかごを落としても別のかごに盛った卵がかえり、ひなが成長し卵を産んでいくようなサイクルができるのが望ましいかもしれません。　


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