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 衣食住は人にとって大切なもので、老後においても大切なことには変わりないと思います。人によって衣食住の優先順位は違うと思いますが、老後は、どこに住んでどういった食生活を送るかはより大切になるかもしれません。

 ある金融機関が「衣食住・投信」とキャッチフレーズ的に打ち出しているのを見ました。投信(投資信託)を衣食住と同じレベルまでにしたいという思いを込めているのかもしれません。
 日本ではまだ株式や投信など投資というと良いイメージを持たない方もいらっしゃる中、将来の老後を考えた場合に資産形成は必要になると考えられています。

 政府も資産運用立国や資産所得倍増プランなどの政策を打ち出していて、「貯蓄から投資へ」をNISAやiDeCoなどを通じて資産形成をより身近に感じてもらえるよう政策を推進しています。
 資産形成しなくても賃金収入だけで生活できれば一番望ましいと思いますが、人生100年時代や老後2000万円問題などのような様々な時代背景もあって資産形成が必要になってきているとも言えます。

 どの程度の資産形成が必要かどうかは、これまでもブログで取上げましたが、ライフプランを立ててみることによってある程度わかります。
 アメリカでは、株式や投資信託などへの投資による資産形成は生活の一部になっており、1株から株式を手軽に購入できることもあって身近なものになっていると思います。
 日本においてもNISA(少額投資非課税制度)によって文字通り少額から投資できるようになっており資産形成はこれまで以上に身近になってきていると思いますが、リスクを知らないで資産形成をはじめると、むしろ老後資金がマイナスになってしまうこともあります。

 資産形成が生活の必需品となって「衣・食・住・資産形成」となればと思う一方、資産形成に失敗する人が増えると、やっぱり資産形成よりも現金・預金でもっておくのが一番良いということになりかねませんので、資産形成がうまくいくように国民全体の資産形成に関する知識を高めていくことは必要だと思います。
 資産形成が衣食住と同レベルになって当たり前のようになれば良いと思いますが、その資産形成が必要なレベル感は人によって違ってくるのが実際のところだと思います。すべての人が同じように資産形成をする必要はなく、個々のライフプランに合わせてリスクを減らした資産形成が望ましいと思います。

 資産形成が衣食住を脅かすような存在になるのは避け、「正しい資産形成」を行うことによって資産を増やし衣食住をより充実させるものになればと思います。


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