fc2ブログ
 新NISAスタートまで約1カ月となりましたが、シニアの方は、「老い先も長くないし資産運用は自分には関係ない」と考える方も多くいらっしゃるかもしれません。
 資産運用は、「投資は自己責任」「元本割れの可能性あり」と言われるようにリスクを伴いますので、老後に絶対必要な生活費を資産運用に積極的に回すことは避けた方が良いと思います。
 ライフプランを立てた上で、老後資金の見通しが既にたっているのであれば資産運用は不要と言えます。

 このブログでも敢えて資産運用する場合は、余裕資金で「長期積立分散投資」であれば検討の余地があるということを何回か取上げてきました。 
 長期・積立・分散の中で老後は、どうしても「長期」の部分が不利となってしまいます。「長期」が大切な理由は、短期だと大きな変動リスクがあるのに対して、長期であれば変動リスクを減らすことができるというところにあります。
 まだ若いうちは資産運用で失敗しても働いて挽回することは十分可能ですが、老後は働くことに制約が出てくることも多々ありますので挽回が難しくなることがあります。 

 一方、老後は短いとも言えず数十年と比較的に長いこともあって、余裕資金がある場合に限って資産運用し、利益が出れば老後の趣味などに使って老後を充実させることは有りうると思います。
 例えば、老後資金に影響しない余裕資金で60歳から70歳や75歳まで積立てするようなことは考えられます。
 新NISAの生涯投資枠は、1800万円ありますが、例えば60歳から15年間、月3万円積立て運用すると540万の元本積立て(運用損益、運用管理費用等考慮せず)になります。
 老後は、年金が収入の中心という方も多くなると思いますが、新NISAが老後の資産減少速度を落とすのに役立つかもしれません。

 新NISAの「つみたて投資枠(120万円)」と「成長投資枠(240万円)」を合わせると360万円の年間投資枠がありますが、仮に直近で使わない資金があるとしても、これまで投資してこなかった遅れを短期間でキャッチアップ(追いつく)しようと退職金や保有預金などをまとめて投資するのは避け、老後であってもできるだけ長期、積立、分散に近い形での投資が賢明です。

 新NISAスタートが近づき来年前半ぐらいまでは、NISA口座は一人一口座しか持てないこともあって金融機関でも新NISAの販売に力を入れてくると思います。
 シニアの方は若者に比べて金融機関において担当者と対面で話をすることが多いと思いますが、金融機関の言われるままに投資することは避けられた方が良いと思います。ライフプランや老後資金全体を考えた上でNISAを推奨してくれる金融機関の担当者であればまだ良いのですが、単にノルマだけで顧客獲得のためにNISAを推奨してくるような場合はよく考えた方が良いと思います。
 また新NISAは、2024年1月からスタートしますが、あせって1月からすぐに取引を始める必要はありませんので、口座だけ開設しておいて実際の取引はよく考えた後でも構いません。

 シニアの新NISA利用は、仮に元本割れしたとしても老後資金に影響がない範囲での利用が望ましいと思います。


  FPハーツ事務所のホームページはこちら⇒
スポンサーサイト



コメント
コメントを投稿
URL:
Comment:
Pass:
秘密: 管理者にだけ表示を許可
 
トラックバック
この記事へのトラックバック