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 新NISAがスタートし一カ月少し経ちましたが、証券会社によっては口座開設したい人が急増して手続きが遅れがちになっているところもあるようです。
 日経平均株価やアメリカ指数も急上昇し新NISAへ期待を高めた方も多くなったかもしれません。日経平均は1月4日の安値32693円から2月9日の高値37287円まで約14%上昇しました。

 ほとんどの方は新NISAで利益を得ても仕事も生活スタイルもそれほど変えないと思いますが、中には短期の資産運用の結果だけを見て、支出を急増させる方、資産運用にのめりこんでしまう方、資産運用だけで生活できるかもと勘違いし仕事を辞める方も出てくるかもしれません。
 余裕資金による長期積立分散投資をブログで紹介していますが、資産運用にのめり込みすぎないで仕事を優先するのがほとんどの方のライフプランにとって望ましいと思います。

 ギャンブルにのめり込みやすい人の一つの要因として最初にうまく行きすぎることがありますが、これまで資産運用の経験がない方が新NISAなどで急に利益を得ると人生観が変わってしまうかもしれません。
 新NISAは年間投資枠(360万)、生涯投資枠(1800万)があり、投資がギャンブル的にならないよう歯止めがされているとも言えますが、投資にのめりこんでしまうと新NISA限度枠に物足らなくなり通常の証券口座で取引する方が出てくるかもしれません。

 新NISAスタート直前には、メディアでも長期積立投資でなく一括投資でも問題ないというコメントをする方がいました。これは過去10数年のトレンドの中では問題なかったかもしれませんが、トレンドはいつ転換するかわかりませんので投資初心者の方には積極的にお勧めできません。

 株価は10%から30%程度短期に下落することはよくあるとも言え、例えばコロナ禍の2020年1月の日経平均株価高値は24116円でしたが2020年3月には16358円となり数カ月で約32%下落しました。
 仮に2020年1月に360万円の一括投資をした場合、3月には約245万円と115万円下落することになり、資産が約3分の1(115万円、給与の数カ月分)も短期間で失うと恐怖で投資が嫌になり仕事も手につかなくなるかもしれません。コロナ時の下落は幸い比較的早く元に戻りましたが、以前ブログで紹介したようにバブル崩壊後は約20年に渡って上下しながらも5分の1以下に下落しました。

 資産運用を数年された方は経験があると思いますが、資産運用の成績は大きく上下しますので精神的にもよくない状況に陥ることがあります。
 仕事から得られる収入は定期的にもらえ精神的に安定感も得られます。安定した賃金収入は、住宅や車や子供の教育、老後資金など将来を見据えたライフプランを立てるときにも役立ちます。
 老後2000万円問題などに対処するため資産運用が必要になってきているとも言えますが、仕事からの収入を優先し、資産運用の前に仕事から得られる収入を増やすことが可能かどうかも考えると良いかもしれません。

 不足する老後資金を新NISAなどで簡単に補うことができると安易に考えないで、より確実な方法をとることができないかどうか考えることもライフプランでは大切です。
 資産運用よりも先に生活費の見直しすることなども確実な方法と言えます。その上で、やはり老後資金が不足すると予想される場合にiDeCoやNISAで長期積立分散投資を検討していくプロセスがより良いと思います。


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